report -城端編-

 中々更新できないでいます、、振り返りつつ城端の事を書いていければと思います。

3月は昨年度から何度かお伺いしているじょうはな座での三味線教室の見学を再度させて頂いたり、私が和音をつけたジャズバージョンを保存会会長の高澤さんと三味線奏者の松長さんと初めて合わせてみたりしました。

越中城端麦屋節保存会会長の長高澤昇さん
三味線奏者の松長秀治さん
三味線の音圧、近くで聴くと毎回びっくりします。音が固まりで鋭角に飛んでくる、というか。教えるときに用いる口三味線を実際やってみせてくださったり、調弦やさわりの仕組みについて教えて頂いたり、三味線の魅力を肌で感じながら色々な事を学ばせていただきました。

ジャズバージョンの合わせをさせて頂いたのは福光の光徳寺さん。棟方志功ゆかりのお寺で、たくさんの作品がある美しいお寺です。

高澤さんの三味線でピアノなしで歌わせて頂く贅沢な時間もあり、つくづく豊かな体験をさせて頂いているな、幸せをかみ締める時間でした。松長さんのご提案で私の持っていった編曲にさらに三味線をハモらせて、つまり二本の三味線を違う調弦、4度ずらしたキーで弾いて合わせてくださって、私が想像もしないような骨太なサウンドになりました。三味線のお二人の揺るがなさや、推進力、グルーブ、心の底から感動しました。私にとっては貴重な経験で、このプロジェクトの方向がビシッと見えた瞬間でもありました。改めてお二人に感謝です。
光徳寺石碑の石碑とその周りの風景
城端もですが、美しい景色が広がる素敵な地域なんだな、と改めて南砺の奥深さに心打たれる旅でした。

4月に金沢でのレクチャーがあり、そのリハーサルでじょうはな座のステージ裏のスペースのピアノを使わせて頂いてリハーサルしました。保存会の皆様が素晴らしい事の一つに、何かひとつだけできる、ではなくて、踊りも歌も三味線も全部できる、というのがあります。現代ではというのは教育が分化されていて、総合的に全部できる、あまりないように思いますが、民謡が奥行きのある伝統芸能として揺るがないのはそんな部分にも表れているように思いました。
(リハーサル風景)
4/19(日)の芸術村でのレクチャーでは麦屋節の正装の紋付き袴の高澤さんと松長さんに、スタッフからも「かっこいい!」と歓声が上がっていました。子どもから大人までたくさんの方々が参加してくださり、あれもやりたい、これもやりたい、と私の”推しポイント”がギューッと詰まった2時間を盛り上げて頂き心から感謝しております。ありがとうございました。私のやりたい!、を形にしてくださっている芸術村のスタッフの皆様、そして新しい試みに広い心と尽きぬ探求心でより良いものに、と協力してくださった高澤さんと松長さんにも心からの感謝を捧げます。ありがとうございました!(まだ写真や動画が手元にないので、届き次第アップします。お楽しみに!)

この日の帰り際に、城端の曳山祭りの庵唄(レクチャー内でもとりあげましたが素敵な曲の数々です)の練習が始まっているよ、と高澤さんが声をかけてくださり週末に練習を見学させていただきました。
高澤さん手書きの歌詞(達筆すぎる!)
今年から女性の演奏者もいらっしゃるそうで、時代とともに変わる部分もあり素敵だなと思いました。中学生もお父様の背中を見て、かっこいい、と参加していたり伝統が根付く城端の文化の豊かさをしみじみ感じました。演奏、ものすごくかっこよいのですが、音楽的に考えながら聞くと私には理解できない部分がまだ多く、とても興味深いです。

現在、12 月のコンサートに向けてバンドと合わせる用の麦屋節の再編曲の作業をしたり、他の曲を編曲したりしています。城端の皆様のご協力によい音楽でご恩返しできるよう頑張っていきたいです。

6月にまた城端にお伺いします。楽しみ!

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